20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

「挑む」と「逃げる」

近況 

帰国早々に体調を崩してしまいました。
体が全く動かず…時間を無駄遣いしないためにも
体調管理は大事ですね。

今日の本題

自分のノートをパラパラとめくって、目にとまった二つの
キーワードについて書いてみたいと思います。

タイトルにもあります通り、「挑む」と「逃げる」です。

この二つの言葉、どちらも「兆」という文字が含まれているのを
お気づきでしょうか。
(当たり前だというお叱りを受けてしまいそうですが。。。)

しかし、同じ言葉が含まれるにも関わらず、
某有名アニメで「逃げちゃだめだ」の台詞のように、
「挑む」に比べ「逃げる」は否定的に使われる側面が多いように感じます。

しかし、実際の意味はいかがなのでしょうか。
早速、両語句の意味を見てみたいと思います。

「挑む」

 

 こちらから戦い・けんかなどをしかける。挑戦する。「論争を―・む」「決闘を―・む」
 ある対象に立ち向かっていく。「処女峰に―・む」「新記録に―・む」
 異性に言い寄る。関係を迫る。「酔った勢いで―・まれる」
 張り合う。競争する。
「この盛りに―・み給ひし女御更衣、あるはひたすら亡くなり給ひ」
出所:goo辞書

 

 

「逃げる」

 

 捕まらないように、追って来るものの力の及ばない所に身を置く。「犯人は盗難車で―・げたらしい」「一目散に―・げる」
 自由のきかない所や危険から抜け出して、去る。「ライオンが檻(おり)から―・げる」「命からがら―・げる」
 面倒なこと、いやなことから積極的に遠ざかろうとする。直面するのを回避する。「やっかいな仕事から―・げる」「―・げないで真っ向から勝負する」
 運動競技で、首位を行く者が、後続する者に追いつかれないで勝つ。「先行したままゴールまで―・げる」
 からだが望ましい構えから後方へ引いた状態になる。ひける。「腰が―・げている」
 室内・容器の中の気体や味などが、そのまま保たれないで外へ出てしまう。「熱が―・げる」「土鍋はさめにくい上に風味も―・げない」
出所:goo辞書

このように見てみると、そもそも目の前に現れる「兆し」に性質が
あるかもしれません。例えば以下のようなイメージでしょうか。

 挑む:これから乗り越えるべき壁(例えば、入社試験やプロジェクト)
 逃げる:身の危険を及ぼす事象(例えば、火事や莫大な借金など)

もし、これらの意味が正しければ、「挑む」と「逃げる」は
共に立派な「決断」と「行動」であると思います。

例えば、英語の勉強をしようと思っていた僕が結局続けていないのは
「逃げた」のではなく、「挑もうとしなかった」捉えた方が
正確かもしれません。

話を元に戻すと、
この2つの文字から言えることは、一見ネガティブに見える言葉も
実は貴重な「決断」の意味が含まれているかもしれないということです。

なので、「失敗しちゃった」、「昼寝しちゃった(笑)」といった
言葉を発したときにも、その言葉を発して終わりではなく、
自分なりの「決断」をしたのではないかと思ってみるのはいかがでしょうか。

「決断」と捉えることで、向き合っている物事に対する
自分なりの考えが浮かび上がってくるかもしれません

今日はよい天気ですね。皆様良い1日をお過ごしください!

今日のまとめ

・「挑む」と比べ「逃げる」は一見ネガティブに見えるけど、
 それは危険な物事を回避する立派な「決断」の意味が込められている

・一見ネガティブに見える言葉を自分が発したときには、
 それらを「〜を決断した」と捉えることで、物事に対する見え方が
 変わってくるかもしれない。
 さらには、その対象への自分の考えが見えるかもしれない