20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

汎用的であることの重要性〜転職経験を経て感じること〜

引き続き募集中です

10月26日(土)の13時半開催の
「伝わる資料」を楽してつくる実践型セミナー

会場も手配いたしました。ちょっと変わった作りで面白いです。

ご質問等も受け付けておりますので、
いつでもこちらまでご連絡ください。

近況 

昨日はある経営者の方のセミナーに参加させて頂きました。
何に時間を投下するか、非常に重要な考えで勉強になります。
お誘い頂きましたMさん、ありがとうございます!

今日の本題

最近行っていること

最近は、 お世話になっている先輩方や経営者の
お話を伺い、自分の経験の棚卸しと強みとは
何だろうかということを考えています。

自分で自分の強みを探すことは非常に難しく、
かのドラッガーもこんな文章も残しているようです。

 誰でも、自らの強みについてはよくわかっていると思う。だが、たいていは間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。それさえ間違っていることが多い。

出所:プロフェッショナルの条件

という訳で、知人等に話を聞いてみたり、昔聞いたことを
思い出していたりしたのですが、その中の1つに
「よくそんなに転職出来たね(笑)」

というのがあります。

褒めているのか、慰められているのか若干分からないですが、
温かい気持ちで言ってくれた言葉であることには変わりません。

今日は、自分が結果として転職出来たのかということに
ついて自慢くさくならない範囲で書いてみたいと思います。

実は最初の3年の経験が資産

こんな記事を書きますが、独立などの将来的な野望や、
よほど職場が合わないという状態でも無い限り、
転職することは基本的にオススメしませんw

その理由はまた後日気が向いたときに書きたいと思います。

余談から戻ります。
さて、自分が何故転職出来たかということを
あえて一言で言うとするのであれば、

どこの職場に行っても使うスキルを特化して鍛えてくれたから

という事につきるのかなと思います。

最初に就職した財閥系のシンクタンクでは、
経営コンサルタントとして様々な企業の課題を
定量データやインタビューに基づいて分析し、
考えることばかりしていました。

プロジェクトが終われば顧客も変わるので、
その会社の固有知識を身につけようにも暇もないので、
裏を返せば「考える」ことでしか価値が出せませんでした。

しかし、この経験が転職の際の評価にも繋がっていると思います。

それは、おそらくどんな仕事でも
現状の問題点を考え、より良い方法を模索し、実行に移す
ことは変わらないからです。

加えて、コンサルタントとして、
異なる業界のお客様に対して「考える」ことを繰り返したため、
転職先でも分析力では貢献出来るというのが、
面接官にとって計算しやすかったのもプラスに働いたのでしょう。

相性が良さそうだったとか、単純に気に入ってもらえたなど
色々と要因はあるかと思いますが、
転職活動をする上で1つの資産だったことには変わりないかと思います。

スキルを汎用化させることは自分の保険になる

では、これがコンサルティング業界だから実践出来たことか
というと、別にそうではないのかなと今を振り返ると感じます。

社内人脈に長けた方は、その構築経験を他社にいってっも
実践出来る「技術」に転換させてしまえば、
転職直後こそ苦戦するかもしれませんが
業務をスムーズに進ませる仲介役として貢献出来るかもしれません。

会社固有の知識や業務を覚えることも仕事をする上では
非常に大事な要素かと思いますが、
一方でどこでも使えるように汎用化するということを
合わせて行うと転職活動の際に、新たな企業にいっても
活躍できると面接官の方にも思って頂けるのではないでしょうか。

「結局何が出来るのか」という問いに対して
汎用的なスキルは具体性に欠ける諸刃の剣ではあります。

しかし、他社で働いたり、独立して仕事をする上でも
自分を下支えする非常に重要なものだと感じます。

むしろ、汎用性を土台に、専門的なスキルを足して
行けばいいのではないかなと思います。

もし将来的に転職等を考えていたり、
将来何が起きるか分からないという不安を抱えているようであれば、
仕事を振り返って体系化して自分のための保険をつくってみてはいかがでしょうか。

それでは、明日も良い1日を!

今日のまとめ

・自分が複数回転職することが出来た1つの理由は、
 「考える」ということを繰り返し鍛えてきたから

・このスキルは、どんな仕事でも必要不可欠なものであったため、
 その技術を磨いてきたことは、採用する側の安心にも繋がったと思われる

・そして、このような汎用性の高いスキルを鍛えることに特別な経験は必要ない

・今自身で行っている業務を「他社にいっても通用する技術」に
 するためにどうするか考え、体系化すれば、
 それは汎用性の高いスキルになる