20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

決断のハードルを下げる

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近況 

昨日は友人のMさんが主催する

亜州 侍・撫子の会

に参加してきました。
最近は海外との接点が無い日々を凄していたので
非常に刺激になりました。ありがとうございました!

今日の本題 

昨日の勉強会でのお話

昨日の勉強会でスピーチをされた1人である
Yさんは現在の高収入を捨ててでも海外で挑戦することが
自分の長期的な将来にとって重要だと考え
来年から東南アジアで就業されることを決めました。

海外で働くから偉いというわけではありませんが、
その勇気ある決断に心から応援したいと思っております。

そのYさんが決断をされる際のプロセスで非常に
印象的な内容があるので、備忘の意味も込めて記事にいたします。

決断に立ちふさがる壁

Yさんは、海外で働くという決断しようとすればするほど

 ・言葉が通じないし、活躍できないかもしれない

 ・これまでの収入水準を下げて良いのか

 ・仕事がうまくいかなかったらせっかく得られた昇進を不意にするのではないか

といった、
決断させないための材料がどんどん出てきたようです。

これは海外で働くだけではなく、これまでとは別の業界や
ベンチャー企業に転職する時ですら遭遇するシーンかと思います。

僕自身も転職を決断する際には経験しました。

それだけ、過去の経験や得てきた財産、ある程度予見できる
将来というものは人にとって捨てがたく、決断するうえでの
壁となるのかもしれません。

しかし、それでは新しいことへの挑戦を決断できない、
あるいはふっきれないままなし崩し的に行動し、
かえってうまくいかなくなるような事態を起こしかねません。

そんなときには、どのようにすればよいのでしょうか。

決断をする上でのハードルを下げる

Yさんの場合、「過去をなかったことにしてしまう」ことで
これからの挑戦する内容への恐れを解消したようです。

もし何ももっていなければ海外に行くことで
自分が失うことはないという思考実験を行い、
むしろどんどん海外に行く気になったとのことでした。

これは、決断におけるハードルを意図的に下げたことで
前向きに意思決定することが出来るようになった
事例ではないかなと思います。

僕自身も転職の時であれば、
「やった事の後悔とやらなかった事の後悔どちらが大きいか」
と挑戦することで失うリスクにばかり目を向けていた自分を
得られることとの天秤にかけることで、その不安を解消させた
ということもあります。

起業された方の中には、会社がつぶれて家が無くなったとしても
日本だったら生きていけるという姿を自分でみて、体感することで
会社を興すことを決めたる人もいたようです。

人により価値観、信念が異なるかと思いますので、
何をすれば不安が解消されるか異なるかと思いますが、
新しいことを挑戦するか悩んでいる際に、
決断のハードルを下げるためには何をすればよいか
一度考えてみてはいかがでしょうか。

悩むことなく、実施する/しないが決められるかもしれません。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・何か新しいことに挑戦することを決断する際には、
 不安材料が数々出てくる

・その不安ばかりに視点がよってしまうと結局のところ
 決断できなくなってしまう

・その際、「過去をなかったことにしてしまう」、
 「やった事の後悔とやらなかった事の後悔どちらが大きいか」
 など思考実験を繰り返すことで不安が弱まり、決断につながることがある

・今後新しい決断をする場面に出会ったときは、
 決断のハードルを意図的に下げる作業をしてみては
 いかがだろうか