20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

今の給与の金メッキはどの程度?

近況  

昨日はある中小企業の社長の
お話を伺いました。

ネットベンチャーがブームだった
ころから、あえて乱高下の激しい
ネット業界ではなく、中長期で
ストックされやすい事業を選んで
地道にビジネスを続けられてきた
とのこと。

社員の中長期での雇用を考えた場合
に取るべき打ち手など非常に勉強に
なりました。 

Sさん、ありがとうございました!

今日の本題 

転職活動で起きるある1つのこと
良く友人の転職相談に乗ることや
自分自身の転職活動を通じて、
エージェントの方々から良く聞く
1つの話があります。
 
それは、
今の給与水準を下げられないので
行く業界がない
ということです。
 
僕の父も銀行員で給与は正直
世間と比べると高かったので、
中々転職には踏み切れないという
話を伺いました。
 
ある日転職したいと思った時に
現在の給与・生活水準だと
中々転職に踏み切れない
といったことを防止するには
何が大事なのでしょうか 
何の金メッキかを意識する
良くお世話になる方からは
自分に金メッキを張り、
それらしくふるまうことで
実際に金に近づいていく
というお話をされます。
 
例えば、営業実績がある程度
出た段階で、営業の
コンサルティングも出来ると
など、自分より一歩先を
人物になりきることで、
結果としてそれに近づく
というものです。
 
これは、意識的に自分で
貼る金メッキなので、良い
行為なのかなと思いますが、
サラリーマンにとっては
もう一つの隠れた金メッキ
があるように思います。
 
それは、業界や企業の
置かれている環境による
金メッキです。
 
凄い俗な言い方をしてしまうと
本人の能力が世間並に
普通だとしても、
給与水準の良い業界や会社に
入ってしまうと本人の
実力以上の給与が貰えてしまう
ということです。
 
そしてメッキをメッキだと
気づかずに、当たり前だと
感じてしまうと、生活水準が
上がってしまったり、
ついつい勘違いが始まるように
思います。
(過去の自分も猛省です)
 
そして、ある日いざ転職と
なったときに、自分の選択肢を
自分が狭めてしまっている
という事態が起きてしまうように
思います。
 
こうした事態を防ぐためにも
今自分が持っている能力や
スキルであれば、他業界では
どの程度の水準なのか
ということを意識することが
大事ではないでしょうか。
 
そして、もし自分の業界が
上振れしていると感じている
ようであれば、生活は上振れ
させないということを意識
づけておくと、いざという
時に転職もしやすくなると
思います。
 
(転職に伴い自分の生活水準を
 下げるとものすごくストレス
 たまりますよ:経験談)
 
(それ以前に、会社の看板が
 なくなっったら、個人で
 食っていけるのか
 ということは常に意識して
 おかなければいけない
 問題かなと最近思います)
 
それでは今日も良い1日を!

今日のまとめ

・転職時によくあるのが、
 給与水準を下げられれないから
 転職できないというもの
 
・なぜそういった現象が起きるか
 というと、給与が本人の能力
 以上に、業界・会社で決まって
 しまうため
 
・ここで起きる問題は、本人が
 会社の金メッキを意識せずに
 自分の能力と勘違いして、
 いまの給与水準をもとに生活
 設計してしまうこと
 
・そうして、いざ転職時に身動き
 できなくなるような事態を
 回避するためにも、いまの
 自分の実力は他業界では
 どの程度の給与水準となるのか
 意識しながら生活水準も
 定めた方がよいのではないか