20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

「伏線」を活用する

近況 

引き続き、セミナー開催に向けて準備中です。
加えて、今日は別の方にメディア構築方法を教わっています。
そういえば、飲み会の日をめっきり酒の量が減りました。
これは予想外に大きな変化ですね。

今日の本題

映画の続き

昨日に続き映画の話です。
謝罪の王様」面白かったのでお勧めです。

宮藤官九郎らしい変な人物、シチュエーション、
コミニケーションのやりとりは当然なのですが、
ひときわ目を引いたのが「伏線」の設定です。

今日は「伏線」について、考えのメモを記していきたいと思います。

驚きはなぜ発生するのか

推理小説やサスペンスドラマでは、欠かせない伏線ですね。

物語終盤で、予想外の真犯人が明らかとなり、
探偵や刑事がその証明をしていくシーンが必ずと言っていいほど
登場します。

そこで 多くの方が経験したことであろうことが、
「なるほど!」とか「そんなところでつながっていたのか!」
驚きの体験ではないでしょうか。

僕は学者ではないので、ここは勝手な推測となりますが、
驚きというのは、予期していない事実や関係と接することで
発生するものではないかなと思います。

 

伏線を活用し、「驚き」を与える顧客サービスに

通常業務ですと、結論と証拠は明確かつ簡潔にそろえて
伝えておくことが大事ですが、例えば一般消費者向けの
サービスであればこのような「驚き」はいろいろと
活用できるのではないでしょうか。

 ・突如誕生日プレゼントをお渡しする

 ・想像を超える丁寧な顧客対応を設定する

など、こうしたことを通じて顧客に「驚き」を与えると同時に
よりサービスに満足して頂くことも出来るかと思います。

こうした、サプライズの提供手法として、冒頭にも出てきた
「伏線」というのは有効活用出来るのではないでしょうか。

例えば、快適な空間を提供する某カフェでは、陶器の
ガチャガチャとした音でお客様を深いにさせないように
全て紙のカップに「あえて」していました。

最初はそんなことつゆ知らずにカフェを利用していますが、
ある日上記の事実を話で聞いたり、自分で気づいたりした方は
「なるほど!」という驚きが生まれるのではないでしょうか。

同時にそのサービスコンセプトの徹底ぶりに感動し、
より愛着が高まった方もいらっしゃるのかなと思います。

このように自分たちのコンセプトにつながる「伏線」を
複数設定しておくことで、顧客が知り・驚く楽しみが
増え、よりサービスを気に入って頂くことが出来るのではないでしょうか。

今日のまとめ

・推理やサスペンスでは、驚きを生むために
 「伏線」を設定する事が欠かせない

・予期していない事実や関係が見えることで驚きは発生し、
 伏線もその仕掛けのための1つ

・顧客に驚きを与えて満足度を高めたいのであれば、
 自社サービスの中に「伏線」を設定しておくことも
 有効かもしれない