20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

「楽」をすることの効果

近況 

昨日の虹に続き、今日も

セミナーの準備を引き続き、進めています。

非公開でもったいぶるのもいけないかと思いますので、
内容の概要だけお伝えしますと、

「伝わる資料」を効率的に作るための考え方と方法

になります。
興味ある方いらっしゃいましたらコメント等でも
構いませんのでご一報いただければ幸いです。

今日の本題

外資系投資銀行で起こった悲劇

投資銀行の激務で、命を落とすエリートたち」という
衝撃的なタイトルの記事が東洋経済をにぎわせました。

同記事によると事の概要は以下の通りです。

米金融大手バンクオブアメリカ・メリルリンチのロンドン支店でインターンをしていたドイツ人学生のエルハルトさんが、3日連続で翌朝6時まで働いていた末、過労死された

このドイツ人の学生の方にはご冥福をお祈りいたします。

本日の記事で外資系投資銀行がどうこう語るつもりはございません。
尊敬する先輩方や学生時代の同期が活躍し、その知識の豊富さ
勤勉さには敬服いたします。

その中であえて、考えてみたいと思ったのは、
表題にもある「楽すること」です。

同じことをやるのに半分の時間で出来ないか

上記の記事を読んで私が単純に思ったのは

半分の時間で仕事を終えるような方法はなかったのだろうか

ということです。仮に半分の時間で仕事を終えることが
出来ていれば、その分睡眠やリラックスする時間に充てて
今も楽しく仕事が出来ていたのではないかと思います。

非常の難易度が高く、時間も切迫していたかもしれませんので
これ以上の言及は避けますが、ふと自分の周りを見渡しても
似たような状況というのは意外とあるかもしれません。

 ・本当は子供のために早く家に帰りたいが、なかなか仕事が終わらない

 ・仕事を没頭できるのは良いけど、さすがに睡眠時間が足りなくて
  体がもたない

などなど、自分が思う以上に仕事に時間がかかり、結果として
仕事以外の部分で望むものや、生き方みたいなものを実践できていない
ということは、老若男女問わずあるのではないでしょうか。

そうした状況で、もし同じ仕事の成果を半分の時間で達成できれば、
上記の悩みは解消されるのではないでしょうか。

そんな時に考える視点として、「楽をしたい」というのは
大きな力を発揮すると思っています。

楽したいという欲求が生活水準を向上させた?

頑張ることは大事ですし、僕自身も「努力」という言葉は大好きです。

自分自身もちょっと気を抜くと9時から午前2時まで働いて
「俺頑張った!」といつも喜んでいました(笑)

ただ、今までと同じことを同じ時間かけてやることや、
自分の身が壊れる寸前まで身を粉にして仕事に励む「努力」より、
同じ事を自分の手間暇をほとんどかけずに済む方法、
つまり「楽する方法」を考える「努力」が僕は好きです。

そもそも、人間の発明を見てみても「快適」とか「手軽」という
言葉をきっかけに様々な新商品が発明されてきたと思っています。

 ・歩くより手軽も目的地につきたい →馬、車、船、飛行機

 ・今までよりも手軽に部屋を掃除したい → 掃除機

こうした手段が登場したことで、自分が使える「余剰時間」は
確実に増えたと思います。

さらに、楽して同じ成果を得ようとすることは
新商品や技術の誕生にもつながると思います。

こう考えてみると、「楽する」という発想も
良く見えるのではないでしょうか。

個人の生活に落としてみて楽するとは?

例えば、日々の業務でも楽するという視点で取り組むと
改善が生まれるかと思います。

 ・定例のデータ集計作業 → 自動計算するよう仕組み化

 ・資料を作成する    → いつも使うものはテンプレ化

 ・仕事量が多い     → 手が空いている人に依頼

その他にも色々とアイデアはあるかと思いますが、
楽をするという視点から、改善をを繰り返すことで、
お客様や自分にとってためになる時間の使い方が
出来るのではないでしょうか。

振り返ってみると、
「楽する」というのは僕なりの定義でいうと
成果達成のための「やり方」を変える
ということでしょうか。

仕事を頑張りたい方は、仕事を楽に終わらせて
知人が困っていることを手伝う、
より難易度の高い課題に挑戦するなど、
浮いた時間を活用することで生活の充実度も
上がってくるのではないかと思います。

ただ、「楽する」ことにも質があると思います。
ここら辺は、考えがまとまった時点で書きたいと思います。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・人間は日々の仕事や生活に頑張って取り組んでいる

・しかし、同じ事を今までと変わらない時間を掛けて
 いることが、「ついつい」ある

・そうした作業を「やり方」を変えて「楽してみる」と
 自分の「余剰時間」が生まれる

・また、この過程を通じて新しいスキルや技術が
 生まれる事もある

・日々繰り返す仕事や作業を「楽して」
 自分の時間をつくったり、スキルを磨いてみてはいかがだろうか