20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

立場を経験してみると視点が増える

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近況 

昨日は大学時代に作り上げたプログラムの
今年度学生スタッフが主催する決起会に参加しました。

色々課題にぶつかるかと思いますが、頑張ってください!
応援しています。

今日の本題

大学時代に就職支援のプログラムをつくりました

大学時代に僕が作り上げたのが就職支援のプログラムでした。
その後、毎年参加者が翌年のスタッフとなり今年で7年目に
突入しています。

歴史を経て、僕が立ち上げたときとは比べ物にならないぐらい
中身も充実したものへと進化しています。

そして、このプログラムは就職活動の学生、あるいは企業から
お金を頂戴しています。
しかも、学生にとっては結構な金額を頂く内容となっています。

つまりは、サービスを企画し、形にし、販売する
という事業運営のサイクルを学生の皆がまわしています。 

経営を疑似体験すると得られる視点

そうした、事業サイクルをまわした
歴代のOB/OGが昨日の決起会に集まっていました。

彼らの企業での活躍ぶりを聴くと微笑ましいのと
同時にある事に改めて気づいたことがあります。

それは、経営者としての目線を自分なりに持とうと
している事です。

もう少し噛み砕いて言うと、

お客様や会社の期待に応えるために、
自分がより良いと思うことを決断し、実行している。

「もし自分が社長だとしたら、○○だと思う」

といった言葉が出てくる事です。

経験するから感情・想いが想像しやすくなる

なぜそういった言葉が出てくるのかというと、
事業運営を疑似体験したことで、

 ・お客様に対して何を届けるのか真剣に考えないと飯が食えない

 ・指示する人がいないから、自分で物事を決めなければ行けない

 ・自分たちが信じきれないことをやろうとしても心が続かない

 ・組織が良くなるために、今何をすべきか

 ・さぼっている人には、給与を出したくない(笑)

など、経営者の方々が遭遇するシーンや感情にわずかながらでも
触れたからなのではないかと思います。

触れることによって、経営者の立場、想いを多少なりとも理解し、
自分の中に新たな視点としてストックされるのだと思います。

なので、自分が従業員になった時も、
ストックされた「経営者」というレンズを引き出して
物事を考えることが出来るのかなと思います。

これは、別に従業員-社長という視点だけではなくて、
営業-お客様などでも良くある話かと思います。

人材業界の営業の方が、人事を経験したと後
再び営業に戻ると提案の幅や深みが増え、
お客様の心にささるといったことは良く聞く話です。

このように今の自分とは異なる立場を経験する事で、視点が増え、
物事を多面的に考えることが出来るのではないでしょうか。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・事業運営を疑似体験した学生たちが卒業して、
 企業で働くようになると、「もし社長だったら・・・」
 という視点を持って活動していることがある

・それは、事業運営をする中で、経営者の行動や感情を
 わずかながらでも理解することで、自分の視点が
 ストックされたからではないか

・であれば、今の自分とは異なる立場を経験して
 様々な「レンズ」を蓄積することで、
 物事を多面的に考えられるようになるのではないか