20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

立上げ期の企画は、ラーメン二郎流に

近況 

再び「外資系つれづれ日記 - 日々これ戦い」に
ご紹介いただくことが出来ました。

Kさん、ありがとうございます!

読者の方からメッセージも結構頂く人気ブログです。
僕もその域まで行けるように頑張りたいです。

今日の本題 

一昨日の夜は

夜遅くに友人のMさん、Yさんが
主催する「亜州 侍・撫子の会 」を今後どう盛り上げて
行くかということについて、ディスカッションしました。

両名のアジアに掛ける想いなどを聞いていると、
日本でのほほんと生きている自分のスケールの小ささに愕然とします(笑)。

さて、その二人の議論ですが、会を盛り上げていきたいということなので

 ・どんな人たちに来てもらいたいのか

 ・その人たちは何故参加するのか

 ・彼らに何を届けるのか

 ・プロモーションや定期的な情報発信は何をすれば良いか

 ・では、直近何をするのか

など多方面からの検討が行われました。

その会話の中で

 ・多くの人に参加してもらいたい

 ・ポータルサイトのような様々な情報を得られるものが
  あったら

という言葉が出てきましたが、僕は少し違うのではないかなと
想い、口を挟みました。

では、なぜ彼らの意見に僕は異論を唱えることになったのでしょうか。

他の人がやらない「濃い」こと

僕がその時に口にしたことは

 ・まずは熱狂的なファンを数人でも良いから作った方が良い

 ・他の人がやらないことをやった方が良い

ということでした。

学生時代にNPOや学生団体での就職支援プログラム立上げや
経営者の先輩のアシスタントとして手伝った日本酒のプロモ―ションを
通じて得た体感知なので、もしかしたら時代遅れかもしれません。
(過去の成功体験が失敗を引き起こすという事例もあるので)

しかし、勉強会などで大変なのは、新規の参加者を集めること、
そして彼らに継続してもらうことだと今も思っています。

新規の参加者に関して言えば、
自分が勉強会に参加する立場になれば分かると思います。

例えば、知人・友人が主催、あるいは彼らから
参加してよかったというコメントを聞かない限り、
よほど興味が歓喜されなければ参加しないと思います。
*空前のブームのようなテーマは例外です。

なので、最初の1-2回は勢いがいいものの、
3回目ぐらいから集客に苦しくなるパターンが多いように感じます。

一方で上手くいっているイベントというのは、熱狂的なファンが
頼みもしないのに会が開催されるたびに宣伝してくれたりします。

日本酒の会でいうと、元々ビール党だった僕が、そのお酒を
きっかけに日本酒にはまってしまい、友人招待を口実に
好きな銘柄をとにかく飲みに行ったというのがありました。

あまり良い例ではないですね(笑)

そうして継続して宣伝や参加をしてくれる人がいると、
主催する側としても気持ちが続けやすいと感じます。

主催者の熱も参加者には伝わるので、なおさら集客で
萎えてしまっていると悪循環にはまるんですね。

では、どうしたら熱狂的な人が出来るのでしょうか。

僕が今持っている解としては、
 ・来る人を特定し、
 ・彼らの興味関心の高いテーマやコンテンツに絞り込み
 ・他の人がやらない方法で提供する
ことだと思います。

他の人が満足しなくても彼らが満足するものを届ける事で、
彼らが自然と周囲に口コミしてくれるようになります。

僕の就職支援をやっている団体も、
最近では就職活動生に計2ヶ月課題を与えつづけ、
壁を乗り越えてもらうということをしてます。

端からみると鬼のようなプログラムです。

しかも、学生にしては結構な高額のお金を頂いてます。

しかし、そこまで鍛えてくれるのが嬉しいという一部の方が、
翌年スタッフや宣伝協力してくれるので、結果7代目まで続いています。
累計参加者は300名超えたのではないでしょうか。

この文章振り返ってみると自分の事しか書かれてないので、
他に良い事例がないか散歩しながら考えていました。

すると、思いついたのがこれです。

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ラーメン二郎です。最後の最後でようやくタイトルが出てきましたね。

ラーメン二郎は、まさしくアンチも多いですが、
一部の熱狂的なファンが繰り返し来客し、その方々が
友人を連れてきます。

さらに、その行動を見て関係ない人が興味もって来店することもあり、
まさに勉強会やセミナーの参考となる存在だと言えるのではないでしょうか。

今日は長文になりましたが、もし今後勉強会などを開催される方は
参考にしてください。(自分の企画ももっとエッジをたてないと)

「あなたの企画はラーメン二郎流ですか?」

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・つい、勉強会やセミナーを企画しようとすると
 いろんな人に来てほしい、あるいは
 様々なことをやりたいと夢が大きくなりがちになる

・しかし、立ち上げ初期に苦戦するのは大半が集客
 それは、自分自身の信用力がまだ弱いため、
 友人・知人以外まで中々魅力が響かないから

・その集客の壁を突破するにも、最初は一部の
 熱狂的なファンが生まれるような、
 特定の人に絞った、彼らの心に響く企画の方が
 良いのではないか。つまり、「ラーメン二郎」のような企画である

・もし、一度企画が出来たら以下の問いをしてみたら
  いかがだろうか。
「あなたの企画はラーメン二郎風ですか?」

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あと1-2名でしめ切りたいと思います。