20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

資料づくりの時間を「在庫」と捉えてみる

近況 

セミナー無事開催できました。
台風もあったので、そもそも開催出来るかの不安も
ありましたが、どうにか上手く行きよかったです。

・「実践して「知っている」と「出来る」の差に気づいた」

・「資料づくりに必要な考え方が分かった。仕事にも応用して使える」

などのご感想を頂けて開催して良かったと感じております。

皆様ありがとうございました!
また、別途フォロー資料と、正式な感想依頼をさせて頂きます。
引き続き、よろしくお願いいたします。

今後セミナー開催するかは、現在検討中ですが、
もし気になるという方いらっしゃいましたら、
こちらまでご連絡ください。

今日の本題 

昨日のセミナー内容を一部シェア

昨日セミナーの中で新しい視点だったと評価頂いたのが、
資料づくりに関する時間の捉え方です。

内容を開けっぴろげにしすぎると、
セミナー参加頂いた方に申し訳ないので、一部をシェアさせて頂きます。

明日からの仕事のヒントになれば嬉しいです。

資料づくりにかかる時間意識していますか?

提案書や議事録、はたまた告知文など、
数々の資料づくりに多くの方が時間を費やしている
と思います。

しかし、その作成に掛かった時間というのを
意識されていない事の方が多いのではないでしょうか?

かくいう僕も、新人時代などは資料をつくるのに
精一杯で、とても時間など意識している余裕はありませんでした。

一方、同じ様にものを「つくる」工場では、
1つの製品に掛かる時間を計測し、その時間を短縮に
知恵を振り絞っています。

同じ「つくる」作業にも関わらず、このような違いが
生まれるのはちょっと不思議に感じませんでしょうか。

ちきりんさんも同じようなテーマの記事を書かれていましたね。

それでは、なぜこういった時間に対する感覚の差が生まれるのでしょうか。

結果が見えているかいないか

工場と資料づくりで大きく違うのは、時間が何に結びついているかの
目に見えての分かりやすさなのではないかと考えています。

単純に言えば、工場では時間を短縮する事で、これまでよりも
製品が一台多くつくれるかもしれません、一方で資料を早くつくった
ところで、何か変わったようには見えません。
(実はその分、他の事に投下できる「時間」が増えているのですが)

この違いが、時間に対する意識の差を生んでいると思います。

ダイエットのように「やせた!」とか見た目の違いが分かると
やる気でますけど、体重が多少下がっても見た目に違いが
現れないと中々満足出来ないのと同じような感覚でしょうか。
(僕はグラフによって「可視化」することでやる気を維持していますが)

では、こうした資料作りに関わる時間をどうやったら意識し、
作業の生産性を上げることが出来るようになるでしょうか。

資料作成にかかる時間を「在庫」と捉えてみる

僕は資料づくりに会計的な考え方を取り入れてみると
いいのではないかなと思っています。

例えば、以下のような感じです(注:会計としての正確性は求めていません)

 ・資料によって生まれるプラスの成果 = 売上

 ・資料をつくったのに成果が出ない場合 = 特別損失(在庫の処分)

 ・資料づくりにかかった時間  = 在庫 (原価でもいいです)

こうして資料づくりを捉え直してみると

 ・短い時間で成果が出る資料をつくった方が利益率がいいな

 ・より売上が上がりやすいもに注力しよう

 ・損を発生させない為には、何をすれば良いのだろう?

資料づくりにかかる時間をより短縮・効率化しようという
意識が働くのと同時に仕事や作業の優先順位にも
こだわるようになるのではないでしょうか。

他にも時間を意識に引き上げる良い方法あれば、
ぜひコメントお待ちしております。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・提案書や議事録、はたまた告知文など、多くの方が
 資料づくりに時間を費やしている

・しかし、同じ「つくる」工場と比べて、その作成に
 かかる時間を意識する事はすくない

・それは、その時間によって現れる結果の違いが
 分かりにくいからではないか

・例えば、資料づくりにかかった時間を「在庫(原価)」と
 捉えてみてはいかがだろうか

・より利益率を良くする為に、どれだけ作業を短縮するか、
 仕事の優先順位のつけ方など、これまでより「時間」を
 意識するようになるだろう