20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

心の余裕を生む環境づくりが大事

近況 

一昨日は、前職の同僚と飲みに行きました。

皆違う場所で今は奮闘していますが、
こうしてまた集まれる場所があるというのは良いですね。

皆さま、どうもありがとうございました! 

今日の本題 

経営者のお話でよく聞くこと

最近は再び経営者や個人事業主の方々のお話を
聞く機会に恵まれています。

そんな中で共通して感じるのが、
端から見てイチかバチかの勝負に見える
行動に移すときこそ、心に余裕があったのでは
ないかということです。

例えば、独立するということがあります。

僕を含め従業員の立場にいる人にしてみると、
これまで感じていた「安定」から外に出る行為
となりますので、端から見ると大胆な行動に感じられます。

一方、彼らの話を聞いていると

 ・上手く行かなかったとしても日本だったら食って行ける

 ・未来の事なんて考えても分からないし、気にしてもしょうがない

 ・そもそも、上手く行かったとして何か困ることあるんだっけ?

といったような言葉が良く出ているように感じます。

これは、別に独立に限った話ではなく、
名もしらない企業へ転職する時や、職種を変える時も同様です。

周囲からは大胆な決断だと言われることがありますが
当の本人からすると(自分自身もそうでした)、
特段難しいことをしたとは思っていないことがあるものです。

では、この物事の見方の違いはどこから生まれてくるのでしょうか?

決断するときの環境の違い

以前の記事とも繋がる話ですが、
大胆に見える決断・行動をする人は、
その他の人と比べて環境が違うなと感じます。

その環境の違いとは、上手く行かなかった時に
とれる「次の手」の数の違いのように思います。

「次の手」とはいったい何をさしているかというと、
上手く行かなかった時に感じる「不安」を
解消する手法だと考えています。

例えば転職で考えてみれば

 ・転職先で上手く行かなかったとしても、そこでの
  経験を活かして、別の会社で活躍すればいい

 ・年収が一時的に下がったとしても、
     節約しておけば生活には特に困らない

といった解決策や考えを持っていれば、
それほど躊躇はしません。

また、いったん感じた「不安」そのものを
無くしてしまう方もいらっしゃいます。

例えば、月収が下がると今まで住んでいた家に
住めなくなるという「不安」があるとします。

しかし、なぜそれが「不安」なのか考えてみると

 ・格好の良い家に住みたい

 ・会社から近い場所に住みたい

といった自分の「見栄」だったり「欲」が
満たせなくなることの方が多いようにも感じます。

であれば、そうした「欲」を取っ払ってしまえば、
「不安」の数自体は大きく減っていきます。
(欲は大事だと思います。ただ、常にむき出しにするのではなく、
 時にコントロール出来れば良いのではないでしょうか。)

こうして、

 ・「次の手」を持ち
 ・「不安」そのものをなくしていくと

行動することで被る被害が小さくなっていきます。

そして、実施することで得られるメリットが
相対的に増して行くようになり、決断することが
出来るなと感じています。

もし、何か決断出来ないなと感じた時には
その環境を変えることから始めてみては
いかがでしょうか。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・独立や転職など、端からみると大胆な行動や
 決断をする人たちがいる

・しかし、彼らの話を聞いてみると、そういった
 行動するときほど、心には余裕があったように
 見える

・なぜ心の余裕が生まれていたかというと、
 不安を解消する「次の手」がある、
 あるいは、不安そのもののが無いような
 環境づくりをしていたから

・これから思い切った決断や行動をしたい人は
 まずは心の余裕が生まれる環境づくりから
 始めてみてはいかがだろうか