20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

商売を面積で考える-不動産会社の社長の話より-

近況  

先日は、ある不動産投資会社の
社長とお話する機会がありました。

公務員の方が意外と投資に
関わることが多いんですね。

たしかに収入は安定している一方で
副業等は禁止されていると思うので
一つの手段になりますね。

今日の本題 

社長のお話

不動産投資というと、
電話を大量にかけ
サラリーマンを捕まえ、
案件に持ち込むというのが
通例のようです。

(僕の会社にもよく電話が
 かかってきます)

しかし、その会社は
「紹介」のみで、お客様が
いらっしゃるので、いわゆる
Push型の営業は不要のようです。

なぜ、そんな事が可能になった
のでしょうか。

1回あたりの利益を追いすぎない

その会社で行っていたことは、
お客様に関わる諸々の費用に
ついて、会社負担にし、
お客様の金銭的負荷を軽減して
いるようです。

中々お客様がとれない業界の
様なので、ほとんどの会社が
1回の案件あたりの利益を
追い求めていくのですが、
この会社では敢えてその利益を
お客様に返還することで、
満足度を向上しているとの
ことでした。

そうした取り組みが、
次のお客様の紹介に繋がり、
結果としてお客様がたえない
ようです。

そして、結果として
他社よりも繁盛しているようです。
(利益額も大きいとのこと)

このお話を伺った時に、
この方は商売を点ではなく、
面積で考えていらっしゃるんだな
と感じました。

以前別の記事で、物事を始める時は
常に70点を目指すというお話を
しましたが、商売にも同様の法則が
当てはまるんだと感じました。

事業に勢いの良い時に
人・モノを充実させ、
より高い利益を短期的におう
といった焼畑農業的な
ビジネスも存在します。

僕が以前関わっていた業界でも
そういう企業はありましたが、
そういった会社は急成長した後に
廃業寸前まで追い込まれていたように
感じます。

中長期的な事業の収益を考えると
1回あたりの利益だけでなく、
持続期間も考慮した「面積」で
考える事が重要となるということですね。

僕も最近、忙しくなってきたので
1回あたりの記事の量でなく、
持続を大事にしていきたいなと思います。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・ビジネスにおいては、とにかく1回
 あたりの「利益」を追い求めガチになるもの

・しかし、その「利益」をお客様に
 還元することで持続的にビジネスが回る
 仕組みをつくった不動産投資会社の社長も
 いる

・商売をする際には、1回あたりの
 利益だけでなく持続性も考慮した
 「面積」で検討されてみては
 いかがだろうか