20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

教える前にその意味づけを

近況

父親に遅ればせながら

誕生日祝いということで、

飲み屋につれていってもらいました。

こま

昔ながらの雰囲気漂う店ですが、

・美味しい日本酒を取り揃えている

・旬のお魚がお酒に合う形で

 調理されたり、新鮮なまま

 お刺身で食べられる

ということで、おすすめです。

良ければ、一度行ってみてください。

今日の本題

父親の愚痴 

以前話した父の記事にある通り、

現在は出向先で総務・財務の

部長をしておりまして、

日々充実しているのですが、

昨日はめずらしく愚痴が

ありました。

 

「3年間、いろいろと指導した

 部下が全く成長しない」

 

ということでした。

 

一瞬、

「それって、親父の

 教育能力が無能ってこと?」

と思ってしまいましたが(笑)、

それは当然愚痴に出さず、

なんでそんなことになったのか

掘り下げて聞いてみました。

 

すると、その後輩の方は、

これ以上出世する気もなく、

現状のまま楽しめていればいい

ということであまり本腰を

入れる気になっていないとの

ことでした。

 

これって教育における

一つの課題だなーと思っています。

 

つまりは、

教える側と教わる側の

熱意のギャップです。

 

適切な例ではありませんが、

ダイエットのトレーニングで

考えてみましょう。

 

例えばかなり肥満体の方に

お医者さんの方が、

ダイエットのトレーニングを

促します。

 

医者の方ですので、

専門知識も豊富ですし、

言っている内容は正しいのですが、

全く効果が出ません。

 

その理由を調べてみると、

当の本人にとって、

痩せることよりも、

食べる事の方が大事で

ダイエットに真面目に

とりくむ気になれないといった

ことはよくあるのでは

ないでしょうか。

 

この事例にもヒントが

隠れているのですが、

そもそも熱意に差があるのは

教える側と教わる側で

人生において何が大事か

の向いている方向性が

違うということがあげられます。

 

では、どうしたら

この問題を解決することが

出来るでしょうか。

 

教える側が歩み寄るしかないかなと

僕は思っています。

 

その相手が人生において何を

大事にしているかを理解し、

それを踏まえた上で、自分が

教えられる内容がどのような

意味があるのかを考え抜く

ことが大事かなと思います。

 

そして、意味づけが見えれば、

そのまま本人に伝えれば良いと

思うのです。

 

この意味づけが本人も理解できる

(論理的にも感情的にも)

ように伝えることが出来れば、

本人の本気度も変わってくると

思います。

 

そうすれば、あとは教える側は

適宜必要な知識を提供しつつ、

改善の進捗をフォロー、微調整

してあげれば良いかなというのが

僕の考えです。

皆さまは、いかがでしょうか?

明日も良い1日を!

今日のまとめ 

・教える側が一生懸命

 教えているのに、一向に

 改善されないことがある

 

・そうした事象が発生するのは

 教える側と教わる側に

 熱意のギャップがあるから

 

・そのギャップを埋めるため

 には、教える側が歩み寄り、

 教わる側が大事にしていること

 を理解し、自分の教える

 内容が、どういった意味を

 持つかを考える必要がある

 

・その意味付けを相手に伝えれば

 教わる側にも熱がこもり、

 教育は好循環で回っていく

 のではないか