20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

常に最悪を想定しておく

近況

今のチームになってからの
初めての飲み会でした。

面白い方々に恵まれているなー
と感じています。

お店では、馬肉のカルパッチョ
という一風変わった料理が
非常に美味しく、ついつい
箸が進んでしました。

また、お店に行きたいと思います。

今日の本題

過去の反省

会社では、最近は中長期の方向性に
関する話をすることが多いです。

その際には、過去の取り組みから
見える反省点も踏まえた議論が
なされているのですが、現職や
コンサルティングしてきた企業も踏まえて、
ある一つの法則性を感じました。

それは、業績が良かったころの
会社の取り組みが、業績悪化の
要因や改善の足かせになっている
ということが多いということです。

最悪の事態を想定しきれていなかった

例えば、繁盛している飲食店が
その成長を前提に景気良く
店舗拡大することがあります。

しかし、ヒット料理のブームが
一段落し、売上が落ち着く中で、
人や店舗だけ抱えすぎてしまい、
利益が悪化してしまい、
倒産してしまうという事例を
ニュースで見た事ある方もいらっしゃる
のではないでしょうか。

過去は変えることが出来ませんが、
このとき、もし売上の伸びが今後
落ち着いたら、と考えていたら
同じ結果には陥らなかったのでは
ないかなと思います。

企業経営から離れて、もう少し
身近な事例で考えてみましょう。

会社でも年月が経ち、徐々に
良い収入が頂けるようになった
とします。そこで、その収入に
見合った、高級マンションに
引っ越しをしたとします。

そこでの生活は非常に快適
だったものの、会社の業績が
徐々に悪化していった結果
自分の収入も減ってしまいました。

すると、今のマンションでは、
お金まわりが苦しくなってしまった。

といった事例を見かけた方なら
多くいらっしゃるのではないでしょうか。

まあ、僕自身もそんな過去が
あったのですが(笑)

別に高級マンションに住む経験は
良いと思います。
そこでしか得られない経験も
あると思いますので。

ただ、今の成長や収入を
前提として、物事を考えてしまう
だけだと、万が一の際に取り替えすのが
非常に大変なことも起こりうるのでは
ないでしょうか。
(それを経験するのも人生にとっては
 肥やしとなるので良いかもしれませんが)

最悪の事態に備え、常に手をうっておく。

その習慣が非常に大事だなと感じている
日々です。

それでは、明日も良い1日を!

今日のまとめ

・企業の業績悪化の事例を見てみると
 調子が良かったころに行った施策が
 足かせとなっていることが多い

・これは、収入の良かった人が
 今の収入を前提に高級マンションを
 買ってしまい、後々苦しんでしまうことと同じ

・常に最悪の事態を想定し、
 必要以上のダメージを負わないように
 仕組みを構築しておくことが大事ではないか