20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

なぜ、資料が伝わらないのか

近況

引き続きプロジェクトに没頭中です。

14日に就活生向けイベントが終了し、
プライベートも若干燃焼気味ですが、
まだまだ仕事含めて、年末年始も
活動がありますので、引き続き頑張りたい
と思います。

今日の本題

報告書・提案書で良くあること

会社の重大な会議やお客様への提案など、
様々なプレゼンテーションの場面で
そのお供をするのが「資料」です。

その形態は、パワーポイントで
華麗に彩られていたり、エクセルを
印刷した数字の羅列かもしれません。

僕が以前お会いした凄腕の上司だと
資料は持っていかず、その場の
コミニケーションでホワイトボードに
どんどん書いていくということも
ありました。

そしてこの「資料」ですが、
一大イベントであればあるほど、
その枚数や資料をつくるのにかけた
時間(睡眠時間を削ることも)が
どんどん膨れ上がることもあるだと
思います。

しかし、残念なことにそんな会議で
あればあるほど、こんなコメントが
飛び出してくることがあります。

・「これって、何が言いたいの?」

・「この資料何が言いたいんだっけ?」

・「そもそも聞きたかったことと
       違うんだけど・・・」

せっかく時間をかけたのに、
その努力が泡となってきていくと
なるとゲンナリしいますよね。

自分自身も経営コンサルタントとして
仕事していた中で、おそらく万枚単位で
資料を書いてきたと思いますが、
その中でも徹夜で頑張れば頑張るほど
上記のようなお言葉を頂き、
悔しい思いをしました(笑)

8割は事前準備で決まる

文章を書くプロフェッショナルでも
ないですが、報告書・提案書を書き
続ける中で、事前準備で資料の伝わる
伝わらないは決まってしまうなと思います。

というのも、そもそも

・相手の聞きたい内容に対する
「答え」でなければ、相手は興味関心をひかない

・自分のメッセージ(主義主張・想い)が
 はっきりしていなければ、そもそも
 何が言いたいのか分からない

・言いたいことは分かっても、
 それを裏付けるものがなければ
 言いたいことは分かっても
 納得できない

といった問題を事前に解消しなければ
ならないわけです。

 

これを、無視して綺麗な装飾だけ
ほどこしても、見た目は綺麗だけど、
柱がボロボロで家のごとく、誰も
受け入れてはくれません。

いざ、資料をつくる前に、
これらの問題を本当に自分は解消
出来ているのか、チェックしてみると
むだな資料作りや、頑張ったのに
結果が得られないといった問題は解消
されるのではないでしょうか。

具体的にどうするかは、また書きたい
と思います。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

・徹夜で頑張ったり、渾身の力作と思った資料が、
    相手に理解してもらえなかったり、
    ひどいと読んでもらえなかったりする

・こうした、資料づくりは、実は
    事前準備でその質は決まってしまう

・無駄な資料作りをしないためにも、

 「相手の聞きたいことへの答えか」
 「自分の伝えたい内容は明らかか」
 「伝えたい内容が納得できる
     裏付けはあるか」

 を資料を実際に作る前に確認しては
    いかがだろうか