20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

目標設定もリーン方式で良いかもしれない

近況

あけましておめでとうございます。
新年初日は、初詣に時間の大半を
費やしましたが、正月らしくて
良いかなと思います。

神社も人ごみで溢れていましたが、
みなさん非常に元気でして、神様も
そうですが、来ていらっしゃった方から
パワーも頂けたように思います。

今年も一年、「粛々と」あるいは
「淡々と」頑張れればと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。

今日の本題

実家で本を読み返しました

実家にある本を読み返していました。

以前はとにかく新しい本を読むという
ことをしていましたが、最近は本から
真似たい、学びたい知恵を取り込むことを
意識して、繰り返し読むことをしています。

その一環で、昨日は実家にある本を手に
取りました。

タイトルだけ見ると、
新年早々これかいといった感じですが、

お金という人生の呪縛について

 

この方の仕事や生活に対する
リズムづくりの徹底さと、人の心の
機微への敏感を兼ね備えた凄い方だな
という印象を受けた本だったので、
久しぶりに手に取りました。

その中で、良い言葉があったので、
(行間を読めているかは悩ましいですが。。。)
以下に記したいと思います。

社長になるとか、マネージャーになるとか、実現するかどうか分からない夢や目標のために、それを実現するための段取りにあれこれと頭を悩ますくらいなら、目の前の仕事に全力投球すべきです。そうすればおのずと結果はついてきます。

(中略)

未来のことを事細かに考えたところで周りも変われば自分も変わります。その他ビンいまた精緻な工程表を作りなおす時間はもったいないと思います。

(中略)

方向性だけ決めたら、とにかく走り出してみるのです。立ち止まって悩んでいても情報が入ってきませんから、答えは出ません。

目標を立てる以上に大事なこと

昨年1年で様々な方とお話しさせて頂いた経験や
本の読み返しも踏まえて僕なりに感じることは

「目標を作りより、検証・軌道修正に時間を使う」

というのが良いのかなと思っております。

目標を時間をかけてまで具体化する作業は、
著者の言うとおり、自分も変わる可能性があるので、
必要性は低いのかなと思います。

ただ、具体性があったほうが目標を達成しよう
という熱意もわきやすいかもしれません。

どの辺が良いころあいかは個々人によるかと
思いますが、個人的には心と頭から自然に
出る程度の具体性が良いのかなと感じています。

頭をつかってひねくり出しても
結局感情が伴わないと思いますので。

それよりも大事なことは、目標に
近づいてみて、目指したいものか
検証しながら、どんどん軌道修正
していってしまうことだと思います。

その方が、ありたい姿に近づくかなと感じます。

実際に、入ってみないとどのラーメン屋が
おいしいか分からない通り、自分が目標に
一歩でも近づいてみないと、それが本当に
目指したいものなかは分からないように思います。

海外で提唱されたリーンスタートアップ
(最低限のコストと短いサイクルで検証を進めて
 いきながらお客様の求めるものを探りあてる方法)
とそのプロセス自体は似ているかもしれません。

造語にはなりますが「リーン目標設定」
みたいなのがもしかしたらよいかもしれません。

皆様は、どのような目標設定をされますか。

それでは、今日も良い1日を!

今日のまとめ

松本大氏の著書で、夢や目標の設定について
 「方向性だけ決めたら、とにかく走り出してみるのです。」
 という言葉がある

・目標自体は、自分の環境や立場が変われば変わる可能性
 がある

・また、目標に近づいてみたら、実は自分の求めるものでは
 ないと気づく可能性もある

・であれば、目標づくりやその達成計画をことこまやかに
 作ることに時間を割くよりも、まずは動いてみて、
 一歩でも目標に近づいてみてはいかがだろうか

リーンスタートアップならぬ、リーン目標設定ぐらいが
 よりありたい姿に近づくのではないだろうか