20代で7社の転職を経て企業再生の中の人のブログ(旧:AB型企業内自由人ムライの万華鏡)

大手シンクタンクやWebサービス会社、外資系コンサル戦略部門を経て、今は流通業の再生に中の人が日々の日常について話します。尚、本ブログの投稿内容は会社とは一切とは関係なく、一個人の見解として記述いたします。

目標設定の前に「やらないこと」を決める

近況

祖母の家で、いとこも集まり
お節を頂きました。

年に1回のイベントで、
特に何かぺちゃくちゃしゃべる場でも
ないのですが、何故か親戚同士だと
ほっとしますね。

今年も親戚には感謝です。

しかし、お節は食べ過ぎました(笑)

今日の本題

昨日に続いて

引き続き、以下の本から目標設定に
関して、改めて納得した部分がある
ので、皆様に共有できればと思います。

お金という人生の呪縛について

 

目標設定というと、

・今年は英語を勉強しよう

・企画の仕事にチャレンジしよう

・彼氏/彼女をつくろう(笑)

など、どちらかというと、
新しいことに視線が向きがちだと
思います。

新しいことへの挑戦・知識の習得
について、著者の松本大氏は
以下のようなコメントを残しています。

棚に新しい記憶や知識を詰めるのは、それほど簡単ではありません。昔に詰め込んだもののほうが引き出される頻度が多いのです。忘れないと新しいものは覚えられない、とは、昔から良く聞かされたセリフです。

(中略)

この年になれば膨大な記憶量があって当然なので問題は忘れ方が足りないのでしょう。

確かにお腹いっぱいの人に新たに
何かを食べさせようと思っても
なかなか箸が進まないのと同様、
今持っている知識や考えが脳みその
大半を埋めてしまっていては
新しいものは入ってこないかもしれませんね。

その後、著者は、感動が発生することで
これまで覚えたものを忘れ、新しいものを
取り込もうとするから感受性を高めるのが
良いと意見を展開されているのですが、
それ以外も気をつけたほうが良いポイントが
あるなと僭越ながら感じました。

実は、それも引用文の中にヒントがあります。
キーワードは、「忘れる」と「頻度」です。

つまり、これまで慣れ親しんだ考えや
環境・行動に関わる時間を意図的に減らすのです。

そもそも、人間の時間は1日24時間と有限です。
何か新しいことをやりたければ、何かの時間を
削る必要が出てきます。

その削る時間は睡眠なのか、デートなのか、
テレビ閲覧なのか分かりませんが、
そうした時間を捻出できない限りは、
新しいものに触れる機会が増えないため
知識や行動も定着しないと思います。

また、新しいものを身につけるうえで、
相性の悪い考えや行動習慣があれば、
意図的にその頻度を下げて、それ自体を
「忘れる」ことも必要になってくると思います。

中途半端に新しいことを行おうと思っても、
今の考えや行動をそぎ落としていかないと、
結局はやめてしまうと思います。

ダイエットが目的で運動を開始したのであれば、
間食や暴飲暴食は控えないと意味がないことと
同様の問題だと思います。

以上を踏まえると、新年は目標設定する前に、
まず「何をやめるのか、しないか」決めることが
新しいことへ挑戦する時間のねん出、阻害要因の
予防につながるのではないでしょうか。

それでは、明日も良い1日を!

今日のまとめ

・新年の目標を立てる際に、新しいことに
 挑戦しようとすることが多い

・しかし、時間は有限であるため、
 新しいことに挑戦するのであれば、
 何かの時間を削らなければいけない

・また、新しい考え・習慣を取り入れる際には
 それの阻害要因となるような行動習慣は
 意図的に忘れていかなければいけない

・つまり、目標設定の前に、「やらないこと」を
 決めることが大事なのではないか